写真が撮れ次第、随時追加していきます。 （掲載画像の生物は自然下で採集したもので、全てが成体・成魚とは限りません） |
| 水路の生き物たち | |||
| ミナミメダカ | ドジョウ | ||
 |
水辺環境のシンボル的な存在。 無秩序な放流活動が続いた事で、地域毎の遺伝子を持つメダカが少なくなってしまっている。 |
 |
田んぼ周辺の水路で普通に見られる魚。 蒲焼き、鍋などで食べられ、昔は冬に水が枯れた水路でドジョウ掘りをする光景も見られた。 |
| ヒラマキミズマイマイ | ヒメタニシ | ||
 |
流れの緩い水路や水田で普通に見られる５mm程の巻貝。 どこにでもいる貝だが、小さく、見逃してしまう為、あまり知られていない。 |
 |
汚れた環境にも強く、流れのあまりない水路や水田、湖沼で見られる２０〜３０mm程のタニシ。 形はオオタニシに似る。 |
| ヒメモノアラガイ | ドブシジミ | ||
 |
流れの緩い水路や水田で見られる、モノアラガイに似る巻貝。 サカマキガイと同所に生息する事が多い。 |
 |
流れの緩い水路や湖沼で見られる小型の二枚貝。 マメシジミに似るが、殻頂がほぼ中央にあり、殻の形状でも区別出来る。 |
| カワコザラガイ | ニホンスッポン | ||
 |
３mm程の楕円形をした陣笠状の貝。 小さくて目立たないが、水草や落葉などに付いていて、気が付くと水槽の中にたくさんいたりする。 |
 |
流れの緩い水路や河川、湖沼で見られる、甲羅の軟らかいカメ。 鍋やから揚げなど、料理の食材として有名。 |
| セスジイトトンボ | ヒルムシロ | ||
 |
ヤナギモやオオカナダモなどの沈水植物が見られる用水路に多く見られる。 眼後紋や肩縫線上の黒条が同定のポイント。 |
 |
長楕円形の葉を、ヒルが休む筵（むしろ）に見立てた、浮葉植物。 流れの緩い水路や水田、池沼などに見られる。 |
| マツモ | カワヂシャ | ||
 |
松に似た葉を輪生させる、根を持たない沈水植物。 金魚藻とも呼ばれ、水槽のレイアウトや飼育魚の産卵に使用される事も多い。 |
 |
特定外来生物に指定されているオオカワヂシャとの交雑などによる圧迫や、水辺環境悪化が原因で全国的に減少している水辺の植物。 |
| タガラシ【史前帰化植物】 | ヒメダカ【品種】 | ||
 |
３深裂する葉に、キツネノボタンに似た、光沢のある黄色の小さな花を付ける。 富栄養の水路に多く見られる、有毒植物。 |
 |
品種改良されたオレンジ色のメダカ。 観賞用や実験用、理科教材として販売され、無責任な放流で野生メダカとの交雑が心配される。 |
| カダヤシ【特定外来生物】 | タイリクバラタナゴ【要注意外来生物】 | ||
 |
「蚊絶やし」の名の通り、過去ボウフラ退治のために放流。 卵胎生で繁殖力が強く、メダカの生息域を奪い、駆逐してしまっている。 |
 |
繁殖力が強く、イシガイやドブガイ等の二枚貝に産卵するため、同様に産卵する在来のタナゴ類の生息地を奪い、追いやっている。 |
| タウナギ【国外外来種】 | カラドジョウ【要注意外来生物】 | ||
 |
ウナギに似るが、胸びれもなく、エラも退化し、空気呼吸が出来ないと溺れてしまう魚。 中華料理では食材として利用される。 |
 |
中国から輸入され定着したドジョウ。 太短く、尾柄部が極端に広いのが特徴。 |
| サカマキガイ【国外外来種】 | ハブタエモノアラガイ【国外外来種】 | ||
 |
モノアラガイに似るが、殻は左巻き。 汚れにも強く、流れの緩い水域の至る所に生息し、ゼラチン質に包まれた卵塊を産みつける。 |
 |
モノアラガイに似るが、殻は細身で、薄く壊れ易い、北米原産の巻貝。 殻の表面には細かな布目模様が見られるのが特徴。 |
| スクミリンゴガイ【要注意外来生物】 | ミシシッピアカミミガメ【要注意外来生物】 | ||
 |
ジャンボタニシとも呼ばれ、水田や水路で見られる大型の巻貝。 毒々しいピンク色の卵塊を、壁や植物に産みつける。 |
 |
ミドリガメという名で売られ、飼いきれなくなった人達の安易な放逐が続いて問題になっている。 飼うなら最後まで責任を持って！ |
| ウシガエル【特定外来生物】 | アメリカツノウズムシ【国外外来種】 | ||
 |
食用ガエルと呼ばれ、養殖していた個体が逃げ出して定着。 成体・幼生共に大型で、牛に似た鳴き声からウシガエルと呼ばれる。 |
 |
観賞用の水草に付いて入り込んだと言われる。 耳のように見える耳葉がはっきりと尖って見え、他種と区別出来る。 |
| アメリカザリガニ【要注意外来生物】 | オオフサモ【特定外来生物】 | ||
 |
ウシガエルのエサとして移入され、どこででも見られる。 小型のアメリカザリガニをニホンザリガニと勘違いしている人も多い。 |
 |
大正時代、観賞用として持ち込まれた抽水植物。 大繁茂し、生態系への悪影響や水路の水流の阻害など、問題視されている。 |